風の神、来たる
ダイソンが、「吸引力が落ちない唯一の・・・」と宣伝してますが、それに対抗して発売になった、三菱電機の新型サイクロン掃除機「風神」を自家用に購入してみました。
安い方のTC-ZK15Sですが、三菱の兄ちゃんも、「吸引性能は同じです」と言ってたので、各種付属品や抗菌ブラシ、プラズマ除菌は無かった事にして、こちらにしました(^_^;)
単色印刷された地味な外箱には、「日本製」と誇らしげに書いてあります。
通常のタテ収納。
寝かせた状態でも、お尻のところにホースをたてておけます。
がっちりしたハンドルが先端部分についているので持ちやすいと思いますが、か弱い女性にはちょっと重めかな?
車輪は、最近の掃除機で主流の大きな後輪に加えて小さな自由に動く前輪が二つの四輪で、割と軽快に動きますが、ボディが大柄なので、最近の小型の紙パック式などに比べると機動性は落ちるかも知れません。
ゴミ捨ては、後部のノブをつまむとワンタッチでサイクロンボックスが外れます。
外したサイクロンボックスの黄色いボタンを押せば、ゴミのたまるダストボックスを外して簡単にゴミを捨てられます。
(撮影したのはゴミを捨てた後でした(^_^;))
この「風神」の売りは、「サイクロンボックスにフィルターがない」ということです。従来のサイクロン掃除機(ダイソン以外の)は、サイクロン気流が不完全なため、サイクロンボックスの最後の辺りにフィルターを付けて、そこでゴミを止めてごまかしていたのですが、そのフィルターがすぐ詰まって吸引力が落ちてしまうのです。
とは言っても、この風神にも、モーターの手前にはフィルターがあります。
この上の写真のようにそのフィルターにも多少は細かいゴミがサイクロンボックスを抜けてついてしまいますが、紙パック掃除機でも紙パックを通り過ぎた微細なゴミはモーター手前のフィルターに付着するので、それと同程度のもののようですから、三菱が嘘をついているわけではないと思います。
この掃除機でおもしろいのは、回転ブラシの掃除方法。
ちょっと犬の毛が絡んでいるのがわかるでしょうか?
(なぜ、外で飼っているはずの犬の毛がついているのかは置いといて(^_^;))
回転ブラシは片側のつまみをひねると横へ抜けてきます。
そのまま抜き取ると、抜き取った口に髪の毛や糸くずなどの絡んでいたものが残るようになっているのです。
この「毛がらみ除去機能」はありがたいですね。
と、まだ使い始めたばかりですが、なかなか良さそうです。
気になる音も、今まで使っていた古い紙パック式と比べたら、こちらの方が静かに感じるほどでした。
音量は、それなりに大きいのですが、不快な音ではないですし、ダイソンのような爆音でもありません。
とは言え、静音設計の高級な紙パック式などと比べたらはるかに大きな音ですから、マンションなどで深夜に使用するのには向かないでしょう。
しかし、お手入れのしやすさや、十分な吸引性能など、「ダイソンってどうなの?」っておっしゃるお客さんにはお勧めでしょうね。
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