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家電リサイクルのお金はどう流れているの?

今日、ヤマダ電機の請負業者がリサイクル料金を横領というニュースがありました。
以前にもベスト電器などで同様のケースがありましたが、リサイクルの仕組みがわからないと、何のお金がどう横領されたのかわかりませんよね。

2001年から家電4品目(テレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機)は、メーカーによりリサイクルをすることになっています。
その為に、通常のゴミとしては廃棄せずに、リサイクルに必要なお金と一緒にリサイクル工場へ送っているのです。
販売店が、不要家電品をお客さんから引き取り、リサイクル工場への運搬は運搬業者に委託している場合を簡単に図で示してみるとこんな感じです。(当店はこのパターンになります。)

Recycle_3  

まず、家電品が不要になったお客さんが販売店に不要家電品を引き取ってもらい、リサイクル費用【1】を支払います。
リサイクル費用【1】は、メーカーで設定された「リサイクル料金」と販売店に設定された「収集運搬料金」の合計です。

次に、販売店は運搬業者に不要家電品をリサイクル工場(実際には収集場所というところです)へ運んでもらい、「収集運搬料金」から、店の手数料を引いて、運搬料金【2】を支払います。
(販売店が直接運搬する場合もあります)
この時点では「リサイクル料金」はまだ販売店のところにあります。

運搬業者(販売店)によって不要家電品がリサイクル工場へ運ばれて、リサイクル処理が行われると、添付された伝票に従って、リサイクル券センターから販売店へ「リサイクル料金」【3】の請求があり、リサイクル券センターで集められた「リサイクル料金」【4】が各メーカーへ分配されるのです。

お客さんが販売店を経由せずに直接リサイクル工場(収集場所)へ持ち込む場合は、もっとシンプルで下図のようになります。

Recycle3_1 

お客様が郵便局でリサイクル券を購入し、それを貼った不要家電品をリサイクル工場の収集場所に持ち込むと、持ち込まれた分のリサイクル料金がリサイクル券センターからメーカーへ支払われます。

さて、今回のヤマダ電機の事件は、どこでお金が消えたのでしょうか?
当店のような中小零細の業者の場合は、販売店が直接お客様から不要家電品とリサイクル費用をお預かりするのが普通ですが、大型店の場合、店頭での販売時には新たに購入した製品の代金だけを精算し、納品時に発生する不要家電品の引き取りやリサイクルについては、納品業者に任せている事が多いようです。

Recycle2_1 

おそらく、上の図のような流れになっているのだと思われます。
販売店ではなく納品業者がお客様から不要家電品とリサイクル費用【1】をお預かりし、不要家電品と運搬料金【2】を運搬業者に、販売店にはリサイクル券の控えと共にリサイクル料金【3】を渡すのが、さっきの例と違うところです。

しかし、今回の事件では、お客さんからリサイクル費用【1】と不要家電品をお預かりしたにもかかわらず、その不要家電品を運搬業者ではなく、リサイクルショップに持ち込んで換金したために、リサイクルの流れが途切れてしまったわけです。
(リサイクル費用を横領して、その上、不要家電品を中古品として販売してますので、二重の横領ですね(-_-))

もちろん、リサイクル券は破棄してしまっているので、【3】のリサイクル料金も販売店へ支払われませんから、回収予定の数よりも【3】が少なすぎることに販売店が気付いた、ということのようです。

ヤマダ電機では、再発防止に努める、ということですが、この方式で家電リサイクルを行っていく限りは、必ず同種の事件は再発するのではないでしょうか?
ウチのような規模でも、リサイクル料金の管理って結構ややこしいんですよ。大型店だと年間に何万台というリサイクル手続きがあるわけですよね?しかも、色んなケースが考えられますから、いくらでも横道は出来てしまうと思うのですよね。
まだまだ、家電リサイクルの道のりは長く険しそうです。

・・・いやぁ、長々と駄文を書いてしまっただけで、全然解説になってませんね(-_-)
不明な点はコメントでどんどん質問して下さいm(_ _)m

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